お金の管理を任せる相手は、人か?機械か? 個人レベルでは、まだまだ結論がでないこの問題。 ただ、プロの運用の世界では、後者に軍配が上がっています。 今週の英Economist誌の巻頭記事を飾るのは運用会社ブラックロックをもじった、大きな岩です。 その中で取り上げられているのは、アラジン、という名前のリスク管理システム。 ブラックロックは、年金基金や保険会社などを中心に400兆円を超える顧客の資産を運用する世界最大の資産運用会社です。 運用内容の多くは、本業である債券運用や、買収したインデックス運用会社が中心となっているので、いわゆる「トレーダー」の世界とはイメージとはかけ離れたおとなしいものですが、とはいえ顧客の資産運用を任されている点では変わりありません。 上記の400兆円の資産運用に加えて、同社は他の運用会社に、リスク管理システムを提供するサービスも行っています。その結果、自他併せて、