日本の大手製薬会社、第一三共株式会社は、2008年に買収したインドの後発医薬品(ジェネリック医薬品)大手ランバクシー・ラボラトリーズのインド工場から、日本へ向けて医薬品を供給することを計画している、と関係者が18日、明らかにした。 厚生労働省からの承認をまだ受けていないが、日本国内で同社の後発薬販売の足がかりを確保し、収益の安定を強化することが狙いのようだ。ランバクシーの広報担当者によると、日本で販売する商品の選定は終わっているという。 インドの工場と、販売開始の時期についての詳細は明らかになっていない。 【日本のジェネリック医薬品市場】 日本は、安定して年間約900億ドルという世界で2番目に大きい医薬品市場を持つ。しかし、後発薬を販売する企業は、厳しい法規制のために、苦戦しているようだ、とインドのビジネス・スタンダード紙が報じている。政府は、市場での後発薬の割合を拡大するため、改革を進め