久しぶりに『数学セミナー』に記事を書いた。今、店頭にある2009年10月号。 記事は、「遠山啓氏の思想から見えるもの」で、遠山啓氏生誕100周年の記念特集の一つである。今では、あまり知られていないかもしれないが、この雑誌の初期の責任編集は、遠山啓と矢野健太郎だったのである。いくつかの著作で書いたように、ぼくは遠山啓から大きな影響を受けているので、こういう特集に参加できるのは光栄だ。この記事では、遠山啓の数学教育の根底にあるビジョンのことを純粋数学、とりわけ無限集合論や自然数理論との関連で論じた。そして、最後は、遠山啓が晩年、学習障害児の教育に取り組んだことに触れ、ぼく自身も今、経済学者として、障害の問題を考えていることで締めくくっている。 数学セミナー 2009年 10月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2009/09/12メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 42
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