2010年5月5日のブックマーク (3件)

  • 結城浩『数学ガール/フェルマーの最終定理』

    数学ガール』に続く青春数学恋愛小説の第2作目。副題のとおりにフェルマーの最終定理が今回の主要な題材となっています。なお,フェルマーの最終定理のワイルズによる証明は学生時代に大きく取り上げられたこともあり,自分にとっては想い入れの深い題材でもあります。 数学を通じて“僕”と3人の少女たちの心の交流が描かれる素敵な青春小説の第2作目です。前作で登場したミルカさんとテトラちゃんに加えて,“僕”の従妹のユーリが新たに仲間入りし,より華やかになっているのが嬉しい。相変わらず,数学部分はほぼ流し読みに近い状態ではありますが,それでも十二分に楽しむことが出来ます。勿論,数学的な素養があれば,尚一層楽しめることでしょう。己に数学力が欠如していることに忸怩たる想いはありますが,それは言っても詮無きこと。それよりも素直に4人の心の軌跡を辿る方が前向きかと思います。ちなみに今回扱われる題材は副題となっているフ

    結城浩『数学ガール/フェルマーの最終定理』
    hyuki
    hyuki 2010/05/05
    "4人の織り成す魅力に満ちた青春の日々を心から味わえる優しい物語です。"
  • 『数学ガール』はソフトウェア技術者のおっさんが読むべき - aike’s blog

    遅ればせながら『数学ガール』の最初の話を読んだので、思ったことを書いてみます。 ソフトウェア技術者をやっていて、数学的な知識が必要になることが時々ある。そんなわけで、数学については以前から勉強しなおしたいと思っていたけれど、なかなか良いテキストに出会えなかった。高校生の受験対策テキストはターゲットがピンポイント過ぎるし、かといってオイラーやラマヌジャンがいかに超人だったかみたいな数学エッセイもちょっと違う。『数学ガール』はそんなソフトウェア技術者が数学に再挑戦するきっかけになり得る小説だ。 数学って不思議な学問で、誰もが数学に対して挫折感を持っているように見える。普通の人は高校数学くらいで挫折して、理系の人は大学数学で挫折して、数学課の人も博士課程あたりで挫折している。他の国語や社会のような教科ではそんなことはない。たとえ専門家よりもはるかに知識が浅いまま学校を卒業しても挫折感は持たない。

    『数学ガール』はソフトウェア技術者のおっさんが読むべき - aike’s blog
    hyuki
    hyuki 2010/05/05
    "ソフトウェア技術の武器を手に入れてから数学に再挑戦すると意外と自分でも戦えることに気づかされた本でした。"
  • 俺TODAY.org数学ガール/フェルマーの最終定理

    書籍のさまざまなカテゴリーのどこに入れたら良いのか、迷う作品です。普通の小説ではないし、かといって参考書でもないですし。だけど、恋愛小説っぽくも読めるし、数学のお勉強にもなるかも? シリーズの1冊めである 数学ガール の続編ということになりますが、2冊めから読み始めても問題ありません。 主人公は、数学好きの男子高校生です。俺自身の高校生時代を思い浮かべてみると、高校(そこそこの進学校)で数学好きというと、たいてい1人か数少ない仲間うちで黙々と問題を解いているというイメージになります。だけど、数学ガールの世界では、主人公と同級生で数学が得意、主人公にさまざまな数学の議論をふっかけてくるミルカさん、主人公の後輩で数学はあんまり得意じゃないテトラちゃんというヒロインs が出てきます。さらにこの2冊めでは、中学生の従姉妹ユーリちゃんも登場します。しかも主人公を呼ぶときは「お兄ちゃん」w 何このリア

    hyuki
    hyuki 2010/05/05
    "数学ガール/フェルマーの最終定理は、俺にとって最も「分かった感」の高い本でした。"