ピザのトッピングとしてパイナップルはありなのか、なしなのか──この永遠に決着の見えない長年の論争に、米紙「ワシントン・ポスト」が切り込んだ。支持派と反対派、それぞれの言い分を聞いたうえで試食会まで開催したところ、意外な結果が……。 ピザにパイナップルをトッピングするのは、ありかなしか──。 1960年代から延々と続く終わりなき論争に、アンチ派はナチスまで持ち出した。ピザに南洋のフルーツをのせる人々を、こともあろうにヒトラー呼ばわりしたのだ。ヒトラー以下だ、と切り捨てる者まで出現した。 アボカドトーストやケールのシーザーサラダなど、激しい賛否を巻き起こした料理はほかにもある。だがこれほど長きにわたって嫌われてきた食べ物は、パイナップルがのった「ハワイアン・ピザ」をおいてほかにない。 調査会社ユーガブ・オムニバスの最近の調査では、アメリカ人の25%近くがパイナップルを「最も嫌いなトッピングの1