金融庁の金融審議会は20日、東京証券取引所の市場改革に向けた方向性を示した。今の東証1部にあたる市場は海外からの投資を集める優良企業に絞る。東証株価指数(TOPIX)も銘柄を絞り込んだ新指数にするのが望ましいとした。成長企業に資金が集まる市場を目指すが、制度作りの時期は見えない。1部から外れる「降格」への企業の反発も強く、金融審も数値基準に踏み込めなかった。実行力を欠けば投資家離れが進みかねない
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