れいわ新選組の舩後靖彦参院議員は10日、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、所属する参院文教科学委員会を欠席した。舩後氏は「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の重度障害者で人工呼吸器を装着している。報道各社へのメールで「呼吸系に影響が出る感染症にかかると命に関わる。医療者からの助言も踏まえ、欠席という苦渋の決断をした」と説明した。 舩後氏はメールで「皆様の負託にこたえるためにもぜひ、質疑を行いたいと考えていた」と悔しさをにじませた。今後の国会出席については、感染リスクを見極めながら判断していく考えを示した。 れいわは2月26日、「(国会内は)不完全な防疫で、私たちは命の危険を感じずにはいられない」として国会の休会を与野党に申し入れている。【浜中慎哉】