海外ではなぜアジャイル型開発が普及しているのか、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が継続的に行っている非ウォーターフォール型開発についての調査や提言活動の一環として、海外でのアジャイル開発の背景などについての報告書「非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査報告書 (非ウォーターフォール型開発の海外における普及要因編)」が公開されました。 調査対象国は、アメリカ、イギリス、中国、ブラジル、デンマークです。アメリカはアジャイル宣言が行われたアジャイル開発先進国として、イギリスもアジャイル開発の先進国として選ばれ、中国は日本のオフショア先であり新しいソフトウェア開発市場が起こりつつある国として、ブラジルはアジャイルコミュニティが活発化しており、デンマークは政府がアジャイル開発を推進している国として選択されました。 報告書のハイライトを紹介します。 海外でなぜアジャイル
日本では、アジャイルが、なかなか導入されていないという声を聞きます。現在、私が取り組んでいるプロジェクトでは、アジャイルを導入しています。しかし、私の短いエンジニア人生を振り返っても、基本的にウォーターフォールでの開発をしてきました。 実際、アジャイルはどれくらいの割合で導入されているのか、日本と世界を比較した場合、日本の状況は、どうなのかを調べましたので、紹介します。 日本のアジャイル導入状況 IPAが発表している「アジャイル開発の現状と課題」という資料をまずは確認してみた。 一番最近では、アジャイルジャパン2014の参加者アンケートが実施されており、 多くのプロジェクトで使っている 一部のプロジェクトで使っている の合計は、70.6%と、かなりの企業で導入されているように思える。 しかし、アジャイルジャパンという、アジャイルに興味を持っている、導入済みのアジャイルをより良くするというこ
6/25 に開催された「アジャイルサムライ読書会 at 大阪道場」にて ・よいユーザーストーリーとはなにか? ・ユーザーストーリーをうまく分割するには? というテーマでディスカッションがあった。 ふたつのテーマではあったが、結果的にユーザーストーリーの分割に議論が集中した。 巨大なユーザーストーリーをどうすれば、分割することができるか? 分割しづらい一連の処理をいかにして分割していけばよいか? 喧々諤々… 難しい問題で、うちに帰ってからも色々と考えてみた。 そもそも、ユーザーストーリーとは 私の解釈は、ユーザーに価値をとどける単位。リリースできる、リリースする単位。 『アジャイルな見積りと計画づくり』には、ユーザーストーリーの定義として以下のようにある(P50)。非常にわかりやすい表現だと思う。 ユーザーストーリーは、システムについてユーザーまたは顧客の視点からフィーチャーの概要を記述した
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