ベトナムIT最大手のFPT Software(FPTソフトウェア)が2023年から日本で新戦略に乗り出す。日本企業がスピード感を持ってDX(デジタルトランスフォーメーション)を進められるように支え、結果として自社のビジネスも急成長させる狙いだ。同社が「新幹線プロジェクト」と呼ぶ、日本企業への出資やM&A(合併・買収)も見据えた新戦略に迫る。 FPTソフトウェアは全世界で8億ドル(約1100億円、2022年12月期見込み)を稼ぐベトナム最大のIT企業だ。2023年12月期は売上高10億ドル(約1370億円)と25%の成長を目指している。 このうち日本法人FPTジャパンホールディングスはシステム開発や運用など日本企業からの受注を年3割超のペースで伸ばしてきており、2022年12月期の売上高は345億円を見込む。 FPTソフトウェアの親会社、FPT Corporation(FPTコーポレーション