旧統一教会の関連施設を訪問したことについて記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2022年8月18日午後3時5分、竹内幹撮影 多数の閣僚や所属議員が関わっていたのに、対応を個人任せにしては責任逃れと言わざるを得ない。自民党として早急に徹底調査すべきだ。 宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係である。岸田文雄首相による内閣改造と党役員人事で、根深さが浮き彫りになった。 関わりを認めた7閣僚は交代した。ところが、萩生田光一前経済産業相は党三役の政調会長に登用され、新内閣でも8閣僚が接点を持っていた。計54人いる副大臣、政務官では20人以上にのぼる。 共同通信のアンケートでは、接点のあった国会議員の約8割が自民所属だった。「党として一切関係ない」といくら否定しても、幅広いつながりは隠しようがない。 にもかかわらず、首相は閣僚らに、教団との関係を「