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ウイルスに関するi92studyのブックマーク (4)

  • アルコール消毒薬のノンエンベロープウイルスに対する有効性改善策

    現在,アルコールベースの消毒薬は手指衛生において重要な役割を担っている.しかし,臨床的なニーズを充足できていない点も有している.その一つとして,近年その感染拡大が社会問題となっているノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスに対する薬効が挙げられる.今回,我々はアルコールに有機酸と亜鉛化合物を組み合わせた処方を用いノンエンベロープウイルスに対する薬効(in vitro)と皮膚刺激性(in vivo)に着目した検討を行った.アルコールに有機酸を添加した処方では,ネコカリシウイルスに対して接触時間30秒以内に4 log以上の不活化効果を示したが,アデノウイルスに対しては消毒用エタノールと同程度の薬効であった.一方,アルコールに有機酸と亜鉛化合物を添加した場合,ネコカリシウイルスとアデノウイルスの両ウイルスに対して30秒以内に4 log以上の不活化効果を示し,消毒用エタノールよりも優れた薬効を示

  • アルコール類のウイルス不活化作用に関する研究

    生体試料中のNDVおよびワクチニァウイルスに対するイソプロパノール (IP) の不活化作用を検討した. IPは各種の生体試料により, 強い不活化阻害作用を受けるが, 試料の状態により不活化阻害の傾向には, 大きな違いが認められた. 血清, 尿および脱線維血液等の液相において, エタノールの場合と同様に, IPの濃度の低下と共セこ, 試料による不活化の阻害が強く示された.しかし, 脱線維血液と同じ水分を含む凝固血液中のウイルスに対しては, 50~80%に不活化の至適濃度が示され, いずれの試料中のウイルスに対しても, 高濃度ほど強い不活化効力を示したエタノールとは, 不活化阻害の機序を異にすることが推測される. 乾燥血清中のウイルスは, エタノールの場合と同様に, 40%前後の比較的低濃度のIPにより, 最も効果的に不活化された. エンベロープウイルスに対しては, 生体試料中においても, I

  • <慶應准教授が実験動画>市販マスクで「ウイルス大の粒子」約7割が取れる | 横浜日吉新聞

    慶應義塾大学矢上キャンパス(日吉3)に拠点を置く理工学部の奥田知明准教授は、第二弾となる「実験動画」を共有サイトYouTube(ユーチューブ)でこのほど公開しました。 奥田准教授は、気体中の粒子を意味する「エアロゾル」を専門とし、地下鉄駅構内の空気環境調査などの実験も行っています。 今月(2020年)3月初旬には、市販のキッチンペーパー(ペーパータオル)やハンカチを使い、小さな粒子をどれだけブロックできるかの実験動画を制作していました。 このほど公開された4分40秒ほどの新たな実験動画では、大きさが20~100ナノメートル(nm=1メートルの10億分の1)といわれるウイルスに対し、市販のマスクやキッチンペーパー、紳士用のハンカチを使ってどれだけ除去できるかを実験。 ナノ粒子を測定できる「走査型移動度粒径測定装置」を使い、実験室内の空気を市販のマスクを通して装置に吸い込ませたところ、1立方セ

    <慶應准教授が実験動画>市販マスクで「ウイルス大の粒子」約7割が取れる | 横浜日吉新聞
  • 新種のコロナウイルス

    2012年にサウジアラビア・カタールで発生した重症呼吸器症患者の原因病原体は,新型のコロナウイルスであった.このウイルスはMiddle East Respiratory Syndrome Coronavirus (MERS-CoV) と呼ばれ,2002年に発生した重症呼吸器症候群(SARS)以来のコロナウイルスによる重症例として注目されている.発生後1年しか経過していないので不明な点は多いものの,MERS-CoVはベータコロナウイルスの2Cグループに属するタケコウモリコロナのウイルス(Bat-CoV HKU4)やアブラコウモリのウイルス(Bat-CoV HKU5)と近縁であることが明らかとなった.このようにコウモリが自然宿主であることが推測されているが,まだ特定に至っていない.最近,ヒトからヒトへの感染が強く疑われるケースが報告され,感染の拡大が懸念されている.

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