次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性 に関する資料 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性 1.生成原理・方法における類似性 図 1 に強酸性次亜塩素酸水の生成原理を示した。0.2%以下の食塩水を有隔膜二室型電解槽において電解す ると塩化物イオン(Cl- )から塩素ガス(Cl2)が生成し、さらにH2Oと反応して次亜塩素酸(HOCl=HClO)と塩酸 (HCl)が生成し、強酸性次亜塩素酸水となる。一方、次亜塩素酸ナトリウムは、高濃度(飽和)食塩水を無隔膜 一室型電解槽において電解することによって生成する。この場合、陽極生成物が陰極生成物(水酸化イオン OH- )と反応してアルカリ性となる(水酸化イオンの生成量が水素イオンの生成より多いため)。その結果、陽極 で生成した次亜塩素酸の大部分は次亜塩素酸イオン(OCl- = ClO-)に変換する(図2参照)。 図2.次亜塩素酸(HOCl)