新型コロナウイルスのワクチン開発競争が過熱している。大規模な臨床試験も始まり、今年中に米国で初承認される可能性も出てきた。中国やロシアではすでにワクチン接種が始まったとも報じられている。一方で、「新型コロナウイルスのワクチンを接種したくない」という人々が現れている。 米調査機関ピュー・リサーチセンターが9月に1万人を対象に行ったオンライン調査によると、「おそらく接種しない」「絶対接種しない」と答えた人が合わせて47%と半分近くを占めることがわかった。理由としては、安全性や効果を疑問視する声が多かった。 新型コロナウイルスの流行の前から、アメリカだけでなく、世界中で「反ワクチン派」の動きが起きている。欧米ではワクチンと自閉症の関連性を疑って予防接種を拒否する親がいるし、途上国では国連の予防接種キャンペーンに反対する運動がしばしば起きている。日本では、2013年にHPVワクチンの「副作用」の訴
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