[要旨] 本研究の目的は、幼稚園年長児の身体活動がその父親の身体活動と関係があるかどうか調査することであった。25組の幼稚園年長児とその父親を対象とした。身体活動量を調査するために、1週間身体活動量計を腰に装着した。データは平日と休日に分けて集計した。その結果、平日の身体活動には、父子間で相関関係はなかった。一方で休日では、5.0および6.0METs以上の身体活動時間に関して、幼児と父親との間に有意な相関関係が認められ、幼児と父親が一緒に過ごす方法として、運動・スポーツ遊びを選択している可能性が考えられる。また、平日と休日を比較すると、幼児においては、歩数と2.0、3.0、4.0、5.0および6.0METs以上の身体活動時間に有意な相関関係が認められ、平日と休日の身体活動の特徴が似ていることが考えられた。一方で父親は、3.0METs以上でのみ平日と休日の身体活動時間に有意な差が認められ、歩