Online ISSN : 2188-529X Print ISSN : 2187-719X ISSN-L : 2187-719X
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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン関連神経免疫異常症候群は概日リズム・エネルギー代謝障害,4大症候(自律神経,情動,感覚,運動),接種から3.5–4年でADLが最悪となる自然史を特徴とする.ピルビン酸高値,LDH低値,尿酸高値,25水酸化ビタミンD低値,髄液NSE高値から免疫抑制,解糖系代謝障害,ビタミンD欠乏が示唆された.筋CTでサルコペニア,筋エコーで輝度異常,骨塩定量で骨粗鬆症,血管内皮機能検査で反応性充血指数低下,脈波伝播速度で平均血管抵抗増加を認めた.インスリン負荷試験の異常,コルチゾール低値と日内変動消失は視床下部障害を証拠付けた.髄液産生マーカーは正常であった.CVRRや起立試験から副交感神経系・交感神経系の異常が,αリズム異常から視床障害が,前部帯状回の脳血流低下から辺縁系障害が示唆された.人工的ウイルス様粒子が異物・免疫反応,血管内皮障害のトリガーとなり,視床下部症
5月14日、札幌で行われていた日本小児科学会学術集会。「日本におけるヒトパピローマウイルスワクチンの現状と課題」というシンポジウムが行われた第7会場は、外まで立ち見の出る人だかりだった。撮影録音はおろか質疑も禁止という異例の厳戒態勢の中、会場を訪れた多くの医師たちが注目したのは、シンポジストの1人、横田俊平氏だ。 前学会長のプレゼンテーション 横田氏は日本小児科学会の前会長。学会長を務めていたころの横田氏は、ヒブワクチンの早期導入を求めるなど、ワクチンに積極的な小児科医だった。しかし、退官間際の2014年初め、子宮頸がんワクチンが重篤な副反応を引き起こし、「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群(HANS(ハンス)=HPV Vaccine Associated Neuropathic Syndrome)」という新しい症候群が生まれていると主張するグループに加わった。思春期の少女たちに起き
HPVワクチン接種後の「有害事象」について、比較的最近の報告がスロベニア(4価HPVワクチン)とオランダ(2価ワクチン)からありました。 ワクチンを接種した「後に」おきる望ましくないイベントをAdverse Event(AE、有害事象)といいます。 5秒後に失神した 50分後に階段から転んだ/交通事故にあって骨折した 5時間後に食べた食事のせいで下痢をした 5日後にインフルエンザになった 5週間後にクラミジアになった すべて有害事象といえます。 このうち、ワクチンが直接その原因となっているのでは?と考えられる「因果関係がある」ものについては ワクチンの「副反応」 として認識されます。 5カ月後や5年後のものまで有害事象や副反応と考えるのかどうかは一概にはいえず個別の検討ですが、常識的に考えて/ワクチン関係なくおこりうるもの、については積極的に因果関係を考えたりはしません。 常識的に、とい
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