文部科学省の元事務次官前川喜平氏が22日、静岡市内で講演し、同省幹部の贈収賄事件を受けた事務次官と局長の引責辞任問題に触れ、収賄に近い行為があったのではとの認識を示した。 前川氏は「辞任するというのはそれだけ重い責任があった。おそらく収賄すれすれの行為だったのでは」と語った。その上で「一緒に仕事をした仲間の不祥事。非常に心苦しい」と述べた。 前川氏は同省の組織的な天下り問題で引責辞任した。「文科省は自らの力で立ち直ってほしいが、一連の不祥事で幹部は焼け野原状態。今後、官邸主導で官邸の思惑に沿った人事が行われるのではないか」と危惧した。 前川氏は、県地方自治研究所が主催した静岡地方自治研究集会の講演会に講師として招かれ、森友・加計学園問題を踏まえた公務労働を主題に講演した。 3割が静岡県内「素通り」 静岡空港出入国の訪日客(2018/12/31 07:54)空き家バンク、1月中創設 富士市、