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ブックマーク / royallibrary.sakura.ne.jp (1)

  • ◆第13 ナチスドイツの経済政策について

    ヒトラーの経済政策は国が公共投資を始めとする有効需要を生み出すというケインズ政策だった。しかし、一般に景気拡大期となると、通貨発行量が増大するので、通貨価値の下落、いわゆるインフレが発生するのものだが、ドイツ国立銀行総裁と経済相を兼任したヒャルマー・シャハトはインフレを抑えて好況を実現し、あふれかえっていた失業者を激減させたために「マルクの魔術師」といわれた。インフレなき好況というのは、理想の経済状況と言える。公共投資で有名な例は、アウトバーン(高速道路)です。ただし、このアウトバーン建設については、当時の自動車普及率を考えると不要の物という意見もあるが、飛行機の滑走路として使用したり兵員や物資の移動といった軍事的利用の側面から見れば必ずしも不要とは言い切れない。 この公共工事を行うためには巨額の資金が必要だったが、この財源は適正な財政規模を遙かに上回る巨額の赤字国債でまかなった。しかしこ

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