読み切れない米利上げシナリオ、FOMC次第でドル反動安も2009年12月16日13時15分 [東京 16日 ロイター] 16日の東京市場では銀行株高に支えられて日経平均が反発する一方、鳩山政権の財政政策に対する不信感から期間の長い金利が上昇しイールドカーブにスティープ化圧力がかかった。 ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)次第ではシナリオの書き直しを迫られる可能性もあり、方向感が出ているわけではない。為替市場ではドル買い戻しに反動が出ることもあり得る、という。 <短期資金中心、銀行から証券・不動産に波及> 株式市場はしっかり。為替が円安方向に振れたことや、バーゼル銀行監督委員会が大手銀行を対象とする新自己資本規制の導入を延期することで大筋合意したとの一部報道を受けて、メガバンクが買われ相場をけん引した。「銀行株主導で上昇し、リスク資産回帰の思惑から証券、不動産などにも株高が波及している。