大平山元遺跡 おおだい やまもと いせき 史跡指定 2013(平成25)年3月27日 ステージⅠa (13,000BCE) (史跡年代 13,000BCE) 青森県津軽半島の外ヶ浜町に所在し、陸奥湾に注ぐ蟹田川沿岸の標高26メートルの河岸段丘上に立地します。サケ・マスが遡上し、捕獲できる河川近くで、石器に適した良質の石材が採取できる場所です。 遺跡からは、旧石器時代の終わりごろの特徴を持つ石器群とともに、土器片と石鏃が出土しました。土器片に付着していた炭化物の放射性炭素年代測定を行ったところ、紀元前13,000年頃のものである可能性が指摘されました。現在のところ北東アジア最古級の土器です。 最も古い特徴を持つ土器片は、縄による施文や貼り付けなどの装飾がない無文のものです。重量があり壊れやすい土器の出現は、定住生活の開始を示す重要な要素であり、この土器片は土器の起源を語ることができるもののひ