青森県津軽半島のつがる市に所在し、岩木川沿岸の標高7~18メートルの丘陵上に立地します。海進期に形成された内湾である古十三湖(こ・じゅうさんこ)に面し、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。 台地上には土坑墓が多数群集する墓域が広がり、土器などの供献品や、玉などの副葬品が出土しています。墓域は長期間にわたって構築されており、祖先崇拝が継続して行われたことを示しています。 台地周囲の低湿地には祭祀場としての捨て場が形成され、完形品を含む多数の造形的に優れた漆塗りの土器や漆器、土偶、植物製品、ヒスイ製の玉類などが出土しています。中でも、1887(明治20)年に出土した左脚を欠いた大型土偶(国重要文化財)は、その眼部の表現が「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」の名称の起こりとなったことで知られています。精緻で幾何学的な文様に特徴づけられる土器とともに、海外でも高い評価を得ています。 本資産は
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