子どもの頃、理科の実験で初めて豆電球に触れたとき、ワクワクした記憶はないだろうか。電池を配置してワイヤーを結びつけ、電気回路を構成して、スイッチをオンしたときに電球がつく面白さは、ちょっとした発見と感動だったろう。ただ、電気回路をつくるには、専用のワイヤーや部品が必要になり、少し手間がかかるもの。しかし「Circuit Scribe」があれば、とても簡単に電気回路を作成できるようになりそうだ。 これはボールペン型のツールで、中には特殊な銀色の伝導性インクが入っている。ユーザーは普通にペンで文字や絵をかくときと同じように、非常になめらかなタッチで紙の上にインクで書き付けていく。手書きで書いたインクのラインをつなぎ、コイン型バッテリーとLEDライトを配置すれば、電気回路は出来上がり。 このインクはスムーズな書き心地を実現しており、すぐ乾くのでにじむ心配も少ない。ワイヤーやコード、特殊なボードも