ウインカーを出さずに進路変更する、いわゆる「名古屋走り」と呼ばれる危険な走行が原因の事故が、不起訴から一転、起訴された。2017年11月に名古屋市で発生した交通事故を巡り、名古屋地検は23日までに、事故を招いたとして同市東区の男性会社役員(52)を自動車運転処罰法違反(過失致傷)罪で起訴した。 【写真特集】ああ無残…フェラーリ8台など多重事故で大破 起訴状によると、17年11月29日、名古屋市中区内の片側3車線の道路交差点で、第2車線を走行していた会社役員が運転する普通乗用車が、ウインカーであらかじめ合図をせずに左車線に進路変更。その際、左後方を走っていた男性(当時48歳)が運転するバイクに衝突し、転倒した男性に入院加療約15日の右足骨折などのけがをさせたとされる。 事故を巡っては、名古屋地検が18年11月に会社役員を不起訴にしたが、被害男性が処分を不服として名古屋第2検察審査会に審査を申