封鎖下にあるインド・パンジャブ州アムリツァルで、警備に当たる警察官ら(2020年3月26日撮影)。(c)AFP/NARINDER NANU 【3月29日 AFP】インド北部で、新型コロナウイルスに感染したシーク教の指導者が死亡し、この指導者によってウイルスを感染させられた可能性のある少なくとも1万5000人が厳重な隔離下に置かれている。 多数のウイルス感染を招く患者「スーパースプレッダー」となったバルデブ・シン(Baldev Singh)導師は、欧州における感染拡大の中心地となっているイタリア、およびドイツからインドに帰国後、パンジャブ(Punjab)州内の農村十数か所を巡り、説教を行った。 この結果、同国で最も厳しいレベルの警戒態勢が敷かれることになり、インド政府が感染防止策として同国全土に課した21日間の外出禁止令を上回る厳しい規制の下、各世帯に対して特別の食料配送が実施されている。