ねこずきん @nekozuki_mof2 サーバを任されていた人が辞めるけど適任者がおらず、新卒の私にお鉢が流れ着いた おにいさん「(明日から自分は来ない。)毎週月曜の朝イチにしていた作業がある。このコマンドを入力して。」 渡された引き継ぎノートに書かれていたそれは rm -fr --no-preserve-root / #本当にあったIT怖い話 2018-08-26 03:38:10
このお話はたぶんフィクションです。実在の個人や企業とはあんまり関係ありません。そういうことにしろください。 10年前、20代になったばかりの頃の僕は、今思えば本当に最低な生活を送っていた。高校を中退し、実家とは疎遠で、友達もなく、金もなく、夢も希望もなく、ただバイト先と自宅を行き来するだけの毎日。いつも視界には霞がかかったようで、底の見えない空虚さだけが僕の心を支配していた。 それでも趣味らしいものはあった。オンボロマシンにRedHatを入れ、ダイヤルアップの細い回線で自宅サーバを立て、Perlでガラクタのようなプログラムを動かす。そんな子供じみた遊びだけど、プログラムを組んでいるときだけは空虚さを忘れ、画面の中に没頭できた。 ただ、そのときの僕はもうすでにいろんなものに打ちのめされていて、若者にありがちな全能感などというものは霧散していた。自分がプログラミングで何かを成すだとか、それを仕
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