光療法(ひかりりょうほう)とは、一部の睡眠障害やうつ病に有効とされる治療法の一種である。また、生体リズムを整える効果があるとして、健康法の一種としても用いられることがある。高照度の光を浴びる治療法を高照度光照射療法(こうしょうどひかりしょうしゃりょうほう)と呼ぶ場合もあるが、光を遮ることを治療法に盛り込む場合もあるため、ここでは光療法の呼び名で両者を合わせて説明する。 歴史[編集] 精神科医のノーマン・E・ローゼンタールを含む複数人のグループによって、季節によって症状が出る時期と出ない時期があるうつ病患者の研究を行った成果として、1982年に高照度光照射療法が確立された。 光療法の適用[編集] 睡眠障害[編集] 睡眠障害(非器質性睡眠障害)のうち、とくに概日リズム睡眠障害全般に有効とされている。人間には、明るい光を浴びると体内時計が現状維持(リセット)され、それとともにメラトニンの働きが抑