This blog post is older than a year. The information provided below may be outdated. 6 月に入って、立て続けに深刻なセキュリティ侵害が明らかになり、大きな社会的な問題となっています。事件について興味深いディスカッションが行われていますが、サイバー攻撃を受けることは、もはや特別なことではありません。事件を自らの組織の今後に役立てていくことが重要だと考えています。このような視点から、自社や自組織が、今確認をすべき内容についての考察しました。 マルウエアの活動から見る日本の状況 カスペルスキー・ラボ社の、「侵入されているのは日本年金機構だけではない」、との発表が話題を呼んでいます[1]。一見すると煽っている内容にも思えますが、筆者は、想像以上に深刻になっている、日本の実状の一端を伝えた発表だと考えています。 今