本が出版されるとき出版社はその本を関係者に献本します。出版社としてはタダで送料を負担して本を送るわけですが、コストをかけて出版社が何を期待しているかと言えば、献本された人がその本について宣伝してくれる広告効果と考えられます。もちろん献本された人が確実に宣伝してくれるわけではないですし、著者がお世話になっている人に配るということもあるでしょうけどね。不確実だけど昔から行われている慣習です。 最近はブログやSNS経由で本が売れることも増えてきたため、インターネットで活発的な人に献本されることがあります。 photo by El Villano 献本をお断りした 先日、小児科医の森戸やすみさんが新刊を出されるということで私に献本したいというお話がありました。 森戸さんは気を遣われて「献本を受けたことでプレッシャーになるとか、個人情報を知らせたくないということであればもちろん断ってください」という