HIV患者の細胞からウイルス除去に成功、遺伝子編集ツールで2016.03.25 16:005,658 福田ミホ エイズが不治の病じゃなくなるかも。 テンプル大学の研究チームが、遺伝子編集ツール「CRISPR/Cas9」を使ってHIVに感染した人の免疫細胞からHIV-1ゲノムを取り除くことに成功しました。これによって、エイズ治療が根本から変わるかもしれません。 CRISPR/Cas9は、遺伝子を改変して病気を取り除いたり、新たな遺伝子を埋め込んだりするツールとして使われています。この新たな研究では、CRISPR/Cas9を独自にアレンジし、ホスト細胞の中に入り込んだウイルスをなくすために使っています。この研究の論文は、Nature Scientific Reportsで公開されています。 HIVなどのレトロウイルスは、他のウイルスと違い、自分のゲノムのコピーをホスト細胞に挿入することで増殖し