(CNN) 「コーヒーショップ」での大麻の販売・使用が認められているオランダで、南部マーストリヒトの業界団体が1日から、ドイツとベルギーを除く外国からの観光客を締め出す措置を導入した。外国人による大麻購入を禁止する方針は、全国的に広がる可能性も出てきている。 今回の措置は同市のコーヒーショップでつくる組合が7月に決め、10月1日から施行した。組合の代表者は、「近隣国」を基準として入店を制限することにしたと説明、「これは一種の自主規制だ。法律ではなく、裁く人もいない。我々にはこうするほかなかった」と話す。 マーストリヒトのコーヒーショップを利用する客は1日当たり約6000人。そのほぼ4分の3を外国人観光客が占めていた。これまでもすべての客にパスポートの提示を求めてきたが、今後はオランダ人とドイツ人、ベルギー人以外は入店できなくなる。 マーストリヒトには年間約220万人の観光客が訪れ、狭い道路