韓国・ソウル(Seoul)で、犬肉を食べる習慣に反対し、犬に扮(ふん)しおりに入って抗議する動物愛護運動の活動家たち(2008年3月26日撮影)。(c)AFP/HA TAE-HWANG 【4月3日 AFP】韓国・ソウル(Seoul)市当局は、食用の犬に関する食品安全基準を定めるために、犬を食用家畜に分類する方針だという。市当局者が明らかにした。 韓国では毎年、約200万-400万頭の犬が食用として消費されているとみられる。一方で、食肉処理・加工に関しては、清潔とはいえない環境で行われており、消費者の「健康」に対する危険性があるという。 現在、犬は食用家畜には分類されていないため、食肉処理における衛生上の規則はないという。 ソウル市はこれまで、犬を食用として扱うことについては、あいまいな態度をとってきた。1988年のソウル五輪の際には、国際世論の反発を避けるため、犬肉とヘビ肉を「嫌悪食品」と