自動車、医療、囲碁・将棋など、あらゆる分野で人工知能(AI)の活用が止まらない。証券取引の世界も例外ではなく、AIの導入による業務効率化が進む。今年春には、米大手証券会社ゴールドマン・サックスがかつて600人いたトレーダーを2人に削減したと報じられるなど、従来の人間の仕事を奪う事態も起きている。日本の金融機関でも、AIの活用は待ったなしだ。このままいくと、証券取引もすべてAIが代替する時代がやってくるのだろうか。そのとき人間の役割はどうなるのか。現場を取材した。(ライター・中村仁美/Yahoo!ニュース 特集編集部)