仏教より古い数千年前の古代インドで発祥した概念、「業」。現代ではもっぱらネガティブな意味で使われがちだが、考えようによっては有用なコンセプトであることを提唱したい。 起業や転職にはじまり日々関わるプロジェクトの優先順位に至るまで、悩める私たちのキャリアに強力な指針を与えてくれる。その悩み、インド哲学がすでに答えを出していたのだ。 街を歩いていても、SNSを開いていても、「これをやったら幸せになれる、これを学んだら生き残れる」と、見るものすべてが自己実現欲求をあおり、何をやっていいか迷う「選択肢地獄」の世の中。キャリアでもプライベートでも、いまこそ自分を見つめ直すことが必要なのではないでしょうか。 そこで、あえて一見後ろ向きな「業(ごう)」という概念を提案したいと思います。 「業」とは一般には、「あの人も業が深いよなあ」というように、その人の生い立ちや家庭環境などの来歴、自分ではどうしようも
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