2016 - 06 - 17 グリーンスムージー 「最近、グリーンスムージーにはまっちゃってさ」由那ばあさんが言った。「すごくカラダの調子がいいんだ。お婆ちゃんが送ってくれたんだよ」ちょっと待ってくれよ、誰が送ってくれたんだって?圭太は言った。「だからお婆ちゃんだって言ってるでしょ。私のお婆ちゃんよ」由那ばあさんが圭太のスネをローファーの爪先で蹴りながら言った。 「あたしにだってお婆ちゃんくらいいるんだからね」それは分かっている由那ばあさんはまだ18の女子高生なのだ。お婆ちゃんがいても当然だ。由那は美しい顔立ちの美少女だが長い髪に白髪が白滝のように混ざっている為、口の悪い圭太は由那を由那ばあさんと呼んでいた。幼なじみなので由那も慣れてしまっているが圭太以外がそう呼ぶことがあったら本気で殺してやりたいと思っていた。 でグリーンスムージーがどうしたって?圭太は痛むスネを手で押さえしゃがんで言っ