「類語辞典」シリーズ、『工学的ストーリー創作入門』など、明解で読み物としても魅力的な翻訳ハウツー本で知られるフィルムアート社から、新たなバイブルが刊行された。「脚本家だけでなく、小説家、ジャーナリスト、ノンフィクション作家、あらゆるタイプのストーリーテリングについて新たな視点を提示する至上の一冊!」と銘打たれた一冊のタイトルは、そのままずばり『ストーリー』。 「この物語はストーリー展開が巧み」「ストーリーの続きが思いつかない」など、日常的に使用する語ではあるが、では「ストーリー」ってそもそも何だろう? 作者のロバート・マッキーは、本書の冒頭で創作者を身近な題材について書く「自分語り」型と、ヒット作品に影響されて書く「売れ筋狙い」型に分類した上で、「ストーリー」の本質に迫ってみせる。1章の内容を特別公開したい。 ストーリー≠事実、ストーリー=出来事の「解釈」 ストーリーテラーは人生の詩人、つ
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