はじめまして。 セガゲームス「龍が如くスタジオ」専属QAエンジニアの阪上と申します。 今回は、QAエンジニアという職種の紹介とゲーム開発におけるテストの話を、「龍が如くスタジオ」での開発の歴史を振り返りながらご紹介したいと思います。 目次 目次 ゲームのテストって何をするの? QAエンジニアの仕事内容 (2009年~) 自動プレイテスト (2013年~) QAエンジニアの誕生と加速するテスト環境の自動化 (2015年~) テストの結果分析 (2018年~) テストピラミッドの考察とQAエンジニアリングの未来 まとめ 参考資料 ゲームのテストって何をするの? 本題に入る前に、QAエンジニアのQAとは何なのかを説明しておこうと思います。QAは 「Quality Assurance」の略で、日本語では品質保証という意味です。ゲーム開発においては、ゲームが正しく動作しているか、バグがないか、ゲーム
はじめに 本連載は、開発を加速・効率化させるソフトウェアテストをテーマに解説を進めています。前回までの解説で、読者の方々はソフトウェアテストという言葉からその役割やアプローチ、その種類や区分といったことを想像できるようになったのではないでしょうか。 今回は、実際の開発に適用することを想定し、テストピラミッドを中心に機能に対するテストに対してどのような戦略を採ることができるかを解説します。その上で、実際の計画では何をどのように適用して開発を進めるかということをチームで議論・決められるようになることを期待しています。 なお、ここではAndroidアプリの開発を題材にします。そのため、時折Androidに関する言葉が登場します。これはGoogleが公式にAndroidプラットフォームにおけるテストの基礎を提示しており、説明し易いためです。この方法はAndroid以外にも適用が可能です。 ピラミッ
はじめに 本連載は開発を加速・効率化させる「ソフトウェアテスト」がメインテーマです。前回はこのテーマを実現するための全体的な戦略やアプローチを解説しました。今回は、そういった戦略やアプローチを考えるための、テストの種類や区分けを俯瞰的に解説していきます。 開発との関係から見るテストの役割 ソフトウェアテストは、テスト対象とテストベース(仕様書、設計書などテストのための資料)を入力にテストを実施し、そこで得た情報をフィードバックしてアクションを促す活動です。このフィードバックサイクルは、主にテストと開発(今回は上流工程からプログラミングまでの活動を指す言葉として用います)で回していきます。 テストのフィードバックサイクルは、主に次の点で開発に貢献します。 ソフトウェアの欠陥を見つけ、その修正を促し品質向上に貢献する 限定的な範囲内(仕様書との合致性の確認など)で欠陥が見つからないことを確認し
はじめに 従来の多くの場合、ソフトウェア開発におけるテストは「専任のテストエンジニアが実施するもので、開発者が行うことではない」というものでした。しかし最近では状況が変わってきており、開発者がテストを行うことも増えてきました。そこで、本連載では、開発者がテストを適切に行うための知識や技術などについて解説していきます。 開発者にとってテストを学ぶ必要性とは 第1回の今回は、そもそものテストの概要や開発者がテストを行うようになってきた背景、テストの価値について解説し、開発者もテストを学ぶ必要性があることを示します。 テストにまつわる状況 最近、利用者ニーズ自体が多様化してきたことに伴い、ソフトウェアへの要求が捉えにくいものとなってきています。また、ソフトウェアへの要求自体が頻繁に変わりやすくなってきており、ある時点での要求を満たすソフトウェアを開発しても、ソフトウェアが満たす要求の多くはすぐに
この記事はソフトウェアテスト Advent Calendar 2017の13日目です。 qiita.com 最近「正しいユーザビリティテストは何か」ということを考える機会があったのでそれについて書きます。 そもそも良い品質とは何か 先日このようなエントリが自分の中で話題になりました。 ddd.entaku-guild.com ここで紹介されてるのは極端な例ですが、ちゃんとプロダクトの要件通りにテストを進め、バグの少ない十分なテストを実現できたにも関わらず、完成したプロダクトに全く魅力がないというのは起こりうる話です。 そもそもサービスを1から作る場合、人間中心設計(ISO 9241-210)などの考えを元に調査による事実+分析による仮説などによるサービス設計することはとても重要ですが、このようなプロセスの重要性は理解されずにサービスがデザインを行われていることは非常に多いと思います。 その
SWETグループの薦田です(@toshiya_komoda)。10月9、10日にドイツ・ベルリンで開催されたSelenium Conferenceに参加してきました。私もLightning Talksで、機械学習とUIテストに関する発表をさせていただきました(スライド)。 こちらの内容については、別の記事で書かせていただくこととし、この記事ではカンファレンスで聴講し、特に気になったトークについてレポートさせていただこうと思います。 ウェブ・アプリケーションにおけるUIテストの最前線の状況が少しでも伝われば幸いです。 Seleniumについておさらい Selenium WebDriverは、ウェブ・ブラウザをプログラムから操作するためのソフトウェアツールです。OSSとして開発されており、主な用途としてウェブ・アプリケーションのテスト自動化に用いられています。現バージョンは3.6.0(2017
Hi there! This is Property-Based Testing with PropEr, Erlang, and Elixir, a book on Property-Based Testing. It's pretty much the friendliest intro to property testing you'll find. The book teaches you how to automatically generate test cases, test stateful programs, and change how you design your software for more principled and reliable approaches. You will be able to better explore the problem s
JaSST '17 Tohokuの基調講演資料です。 日時: 2017年5月26日(金) 場所: 仙台市戦災復興記念館 当日のものとは少しだけ異なりますが、ほとんど同一のものです。相変わらず文字が少ないスライドなので、残念ながらスライドだけだと伝わらないかもしれませんが…(^_^; JaSST'17 Tohokuについてはこちらをご参照ください。 http://jasst.jp/symposium/jasst17tohoku.html 当日のハッシュタグは #jassttohokuRead less
Are you confused about what someone means when they say "test stub" or "mock object"? Do you sometimes feel that the person you are talking to is using a very different definition? Well, you are not alone! The terminology around the various kinds of Test Doubles (page X) is confusing and inconsistent. Different authors use different terms to mean the same thing. And sometimes they mean different t
This post shows how to write business logic for your software/app with Markdown tables and auto-generate tests for Xcode with a command line tool called AcceptanceMark. But first, some context. Your code may have some test coverage in the form of: Unit TestsIntegration TestsAcceptance TestsUI TestsRead here for a good overview of the differences between them. Additionally, you may have a dedicated
Eureka EngineeringLearn about Eureka’s engineering efforts, product developments and more.
「メソッドに対してテストをするな」という話題について - その手の平は尻もつかめるさ 記事の内容が間違ってるとまでは言いませんが、これだけではミスリードしてしまう可能性が高いと思いましたので、簡単にですがアンサーエントリ書いておきます。タイトルでは「反論」と書きましたがどちらかというと「補足」に近いかもです。 前提の整理 「メソッド」という言葉が使われているため、オブジェクト指向的なパラダイムを持つ言語に限定した話であるという認識で書きます。その前提自体が間違っていたらご指摘ください。 元エントリの主張である「テストが説明的であるべきだ」ということを否定するわけではありません。ただ、それと「メソッドに対してテストをするな」という意図が異なるのではないかと主張したいだけです。 元エントリは Perl でサンプルコードで書かれているようですが、僕が Perl にそれほど明るくないため、このエン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く