Sunの藤井さんが「OSSに関するユーザの視点」と題するエントリーで、ニュートーキョーの情報システム室長へのインタビュー記事を取り上げていた。ニュートーキョーは自ら開発した業務ソフトウェアをオープンソースとして公開したのだが、インタビューではその理由を次のように説明している。 「システム開発に自信がなかった。開発会社が開発したソフトウェアを検収するのも怖いし、開発会社がなくなったり、担当者が移動するなどのリスクがあり、維持するのも怖い。検収しなくて済む方法がないかと考えて、OSSを選んだ」 確かに商用のソフトウェアの場合、収益面での判断から、開発やサポートの方針が変わったり、要員の入れ替えなどが行われ、場合によっては開発会社そのものが倒産したり、買収されてしまうこともある。これはユーザー側のロジックではなく、提供する側のロジックで行われる判断であり、商用ソフトウェアのリスクである。 同様の