13日の日本市場では株式が大幅続伸。1200円超上昇した日経平均株価は先週5日の急落分を取り戻し、1日以来の高値水準となった。為替相場が落ち着いたことで投資家のリスク志向が回復し、株式に資金が向かった。円は安く、債券は長期債が上昇した。 2日に発表された米国雇用統計の大幅な悪化で景気の先行き不安が高まり、先週に急変動した世界の金融市場は、日本市場が3連休中は値動きが小さくなり、動揺から立ち直りつつある。元日本銀行審議委員の桜井真氏が利上げに慎重な見方を示したことも、追加利上げによる国内景気懸念を弱め、相場の落ち着きにつながった。 日銀は年内利上げ無理、市場急変で早くても来年3月まで-桜井元委員 日経平均は5日に4451円下落して過去最大の下げ幅を記録。翌6日には3217円高で過去最大の上げ幅となり、その後も戻りを試す展開となっていた。 東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、前日の米半導体株な