「下流老人」「老後破産」…なんとも辛い言葉が多くなった昨今。老後に必要なお金、貯められていますか? 厚生労働省『賃金構造基本調査』(令和2年)などをもとに解説していきます。 まずは男性。厚生労働省『賃金構造基本調査』(令和2年)によると、「部長」の平均賃金は60万1700円(年齢52.9歳、勤続年数22.3年)、「課長」の平均賃金は49万9000円(年齢48.5歳、勤続年数20.6年)、「係長」の平均賃金は38万1700円(年齢44.8歳、勤続年数17.9年)です。 一方女性について見ていくと、「部長」の平均賃金は52万500円(年齢52.2歳、勤続年数18.2年)、「課長」の平均賃金は44万3100円(年齢49.0歳、勤続年数18.5年)、「係長」の平均賃金は33万7300円(年齢45.7歳、勤続年数16.4年)となっています。 課長職のAさん(50歳)。月給は50万円、手取りは40万円