ラインナップに、うわあと思いました。 だって知ってる絵本ばっかりなんです。 たとえば『ぐりとぐら』。 たとえば『ぐるんぱのようちえん』。 たとえば『おおきなかぶ』。 福音館書店さんの絵本、 誰しも一冊は、読んでいると思います。 児童書といえばの老舗出版社は、 どんな気持ちで子どもたちに向き合い、 絵本をつくってきたのでしょうか。 子ども向けだから、襟を正すこと。 子ども向けだから、手加減しないこと。 月刊「こどものとも」編集長の 関根里江さんに、うかがってきました。 担当は「ほぼ日」奥野です。 ── やっぱり、みんなが知ってる絵本、 あれもこれも、福音館さんだということ。 それに、出版社って、 本屋さんに対しては委託販売‥‥つまり 返品される可能性のある取引を しているのがふつうだと思うんですが、 福音館書店さんの本は、 岩波書店と並んで「買切り」だと聞くし。 関根 ええ、そうですね。 ─