グラスに注がれたロゼワイン。仏ラ・ロンド・レ・モールのシャトーで(2012年8月28日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/GERARD JULIEN 【9月25日 AFP】ワイン生産は高度に専門的な仕事で、土壌組成から季節、天候、化学、風味、さらには市場や販売に及ぶ詳細な知識が不可欠だ──。しかし24日に発表された研究論文によると、シャブリやシャルドネなどのワインの独特の芳香や風味は、脳を持たない単細胞生物の存在があって初めて得られるのだという。 英科学誌ネイチャー(Nature)系のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された研究論文によると、ワイン醸造でこれまで見過ごされていた「出芽酵母(学名:Saccharomyces cerevisiae)」と呼ばれる酵母菌の一種は、ワインの風味や味に「小さいが重要な」貢献をしてい