映画『ヴィダル・サスーン』より。マリー・クヮントをカットするヴィダル・サスーン。 “ヴィダル・サスーン”と聞いて、頭に思い浮かぶのはシャンプーやドライヤーだろうか。実在の人物であることすら知らない人も少なくないかもしれない。彼こそが1960年代に美容の歴史を塗りかえ、女性の生き方までも変えた伝説のヘアドレッサーである。その半生を追ったドキュメンタリー映画が、5月26日(土)から公開される。サスーン自身の語りを軸に、ロンドンの孤児院で育った幼少期、戦時下のユダヤ人差別と貧困を生き抜いた青年期、そこからいかに“サスーン・カット”と呼ばれる斬新なヘアスタイルを創り出し、時代そのものを変革していったかが描かれる。どんな境遇に生まれたとしても、自らの選択で道を切り開いていけるというメッセージが、深い説得力で迫ってくる本作の、米国公開時(2011年)のレビューを紹介する。 「当時は芸術の域に達していな
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