アサヒグループホールディングスが飲料大手のカルピスを買収する方向で、カルピスの親会社である味の素と最終調整に入ったことが26日、明らかになった。買収額は1000億円程度に上るとみられ、国内の飲料業界再編では最大規模。アサヒは戦略分野である飲料事業を強化。味の素は売却資金をM&A(合併・買収)などさらなる成長投資に振り向ける見通しだ。アサヒの飲料事業は現在、国内シェア9.9%で4位。カルピス買収
アサヒグループホールディングスが飲料大手のカルピスを買収する方向で、カルピスの親会社である味の素と最終調整に入ったことが26日、明らかになった。買収額は1000億円程度に上るとみられ、国内の飲料業界再編では最大規模。アサヒは戦略分野である飲料事業を強化。味の素は売却資金をM&A(合併・買収)などさらなる成長投資に振り向ける見通しだ。アサヒの飲料事業は現在、国内シェア9.9%で4位。カルピス買収
それにしても、このニュースの伝わり方がそもそも気に入りません。まず、資本提携だとか苦渋の選択だという見出しで「ボカして」いますが、実質的には台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループによるシャープの買収であり、日本の大規模なエレクトロニクスメーカーの一角が、外資の軍門に降ることを意味します。 鴻海は、まずシャープ本体の筆頭株主になる(報道によれば比率約10%)ことに加えて、主力の液晶事業の中でも重要なカラーフィルター技術を保有した堺工場は、子会社のSDPに移管した上で鴻海のオーナーや関連会社が46.5%を支配するというのです。SDPに関しては、シャープ本体が46・5%、鴻海側が46・5%という報道資料もありますが、シャープ本体については10%弱を鴻海が持つのですから、実質はSDPの51・2%は鴻海のものになります。 こうした買収劇を「資本提携」とか「共存共栄策」などという曖昧な言い方で報道する
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