[ブリュッセル 19日 ロイター] - インターネット上のいわゆる「忘れられる権利」を個人が行使した際、米グーグル は欧州の司法判断に反して検索結果の削除対象を現在は欧州のウェブサイトに限定している。ただ、近くこの方針を見直す考えだ。グーグルのデビッド・ドラモンド最高法務責任者(CLO)が19日、ブリュッセルで開かれたイベントで語った。 欧州司法裁判所は昨年5月、「不適切もしくは無関係または、もはや関係がない」個人情報を検索結果から削除するよう求めることができるという判決を下した。それ以降、この忘れられる権利の範囲はどこまでか及ぶのかという問題が、欧州各国の個人情報保護を監督する規制当局の関心の中心となっている。