アップルが危機に瀕している。同社は現地21日に発表した4-6月(第3四半期)決算で、売上が前年同期比33%増の496億ドルに留まることを明らかにした。あわせて、7-9月(第4四半期)の売上が市場予想並みの490億ドルから510億ドルになるという見通しを示したことから、同社株は131ドル前後から一時122ドルまで急落、2013年1月以来の大幅安となった。 株価は23日終値が125ドル。今年2月に記録した最高値の133ドルからは5%以上の下落となり、現在の時価総額は7200億ドル程度に留まる。これは時価総額ランキングで二位、三位につけるグーグル(4400億ドル)とマイクロソフト(3700億ドル)を足し合わせたものより1割以上も小さく、四位に位置するバークシャー・ハサウェイ(3500億ドル)の倍をわずかに上回る程度である。 昨年末に新モデルが発売されたiPhoneは、4-6月の販売台数を同35%
なにがすごいって、年金基礎番号がメールの添付ウィルスを開封する程度で流出してしまう事件について、もう誰も驚かないこと。生データが職員の持っていたパソコンごと電車に残されていても、非正規職員が名簿屋に横流ししていても、もう誰も驚かない。信頼ゼロという、ある意味で最強のセキュリティ。 June 1, 2015日本年金機構が125万件の個人情報を流出させるという大事件をやらかしたのだが、世の中の反応は実に冷めている。米国なら集団訴訟待ったなし、欧州なら担当大臣の首が飛んでもおかしくなさそうな事件なのに、日本には冷笑で済んでしまうようだ。かくいう私も冷笑する他にないし、これから自分が被害対象と分かったとしても、冷笑で済ませるだろう。 はっきり言ってしまえば、私達はもう公のセキュリティを信頼していない。日本年金機構は特殊法人だが、そうした対象も含んだ、広い意味での「お役所」に、なんら期待を抱いていな
“I wanted to work at Apple really bad, and now not so much. - Walking out on my dream job.” というアップルを一月で辞めた人の記事を勝手に翻訳したので掲載します。 もともとは別のところで翻訳を見つけた知った記事なのですが、これがそう明記されていないにも関わらず抄訳になっており、また意訳が多くて原文が持っていたニュアンスがかなり失われて「人気企業に入ったけど大変でした」で終わっているため、ちゃんと全訳すべきではないかと思った次第です。 あらかじめ断ると、私は(本人も自覚している通り)この著者の態度が良いものだったとは思いません。それでも、働くということについて、幾つかの示唆が含まれる文章だと思いました。 アップルで滅茶苦茶働きたかったけど、今はそうじゃない 夢の仕事をやめるということ 何年ものあいだ、様
インターネットを徘徊していると、稀に目の覚めるような素晴らしい記事を見つけることがあります。The Onionが26日に公開した「マイリー・サイラスのVMAでのパフォーマンスがなぜ今朝のトップニュースだったかを解説します」("Let Me Explain Why Miley Cyrus’ VMA Performance Was Our Top Story This Morning“)はそんな素晴らしい記事の一つですので、今回はこの記事を勝手に翻訳してみました。 背景についてあらかじめ説明しますと、記事を公開したThe Onionは英語圏を代表するウソニュースサイトで、速報ニュースもウソならオピニオン記事もウソ、動画ニュースもウソで、しかし恐しいほどに高品質なウソを提供することで知られています。 そして、今回The Onionに槍玉に挙げられたのは、老舗ニュースサイトのCNN.com。先週末
情報発信ビジネスの民主化 インターネットが情報検索や情報発信の手段を変えたことに疑いの余地はありませんが、またインターネットが情報によって稼ぐ手段を変えたことも確かでしょう。ブログなどを利用すれば今や誰でも情報を簡単に発信できますし、その上でGoogle AdSenseや各種のアフィリエイトプログラムを活用することで簡単に稼ぐことができます。 たとえばマスメディアの時代ではテレビや雑誌で「社畜と家畜の共通点」というような他愛のない与太話を披露する機会があったとして、その結果、仕事を干されれば終わりです。しかしネットメディアの時代では書き手のモラル次第で飽きるまでそのような与太話を続けることができますし、PVがついてこようものなら、それをビジネスとして継続することさえできます。 もちろん手段があったところで、実際に金を稼ぐというのはなんにしても簡単なことではありません。それでもブログとアフィ
インターネットむずかしい。最近ほんとうにそう思ってます。インターネットはどんどんむずかしくなっている。 私は技術に関しては楽観主義者で、インターネットがより良い未来をもたらしてくれると思っていたし、今もそう思ってネット関連企業で働いている。でも実際、インターネットがどんどん大きな存在になって、カリカリした技術的なところと、ウェットな社会的なところと、なんとも形容しがたい政治的なところがグツグツと煮込まれていく様を見ると、インターネットむずかしいと思う。 ウェブ2.0というトレンドが生まれて、個人が情報を発信して、個人が能動的に情報を取捨選択するようになった。これはもうみんなナチュラルに受け止めているが、本当にすごいことだ。たとえその結果が誰も望まぬ炎上や、心ないデマの氾濫だったとしても。個人が個人として声をあげられる。すごい。 ただそうやって、色々な人の生活や行動様式が見えるようになって、
こんにちは。今回はmalaさんのインタビューをお届けします。 malaさんはNHN Japanのエンジニアとして多くのウェブサービスの設計に関わるだけでなく、セキュリティやプライバシの観点から見たアーキテクチャについて、ブログでさまざまな情報や問題提起を発信されています。 特に昨年末に公開されたブログ記事「はてな使ったら負けかなと思っている2011」は、インターネットはどこへ行くかという私のもやっとした問題意識にピッタリとハマる素晴らしい文章でした。あの記事を読んで、これはぜひ一度お会いして、インターネットの現状やエンジニアの役割について、お話を聞いてみたい、と思ったのが今回の企画の発端です。未読の方は、まずそちらからどうぞ。 なお、インタビューは三月末に行われました。無職期間中に公開する予定で、ずいぶん時間がかかってしまいました。文中、私の所属する企業の話も出てきますが、例によってここは
音楽性の違いから昨年より転職活動をはじめたところ、Facebookに採用されましたので、3月いっぱいで三菱総合研究所を退職しました。在職中は多くの方々にたいへんお世話になりました。まだあまり実感が湧きませんが、今週から本社のMenlo Parkで研修がはじまっており、私も正式な社員となったはずです。 Facebookは噂に聞いていたとおり、ゴハンもレッドブルもタダだとか、会議室の名前が変だとか、支給されたのがMacBook Airだったとか(人によって異なるようです)、色々と面白いのですが、そうした細々としたことより何より、いい環境でいい仕事をして世の中を良くしようぜ! というまっすぐな姿勢に元来皮肉屋の私は一番驚きました。 なにぶん大勢の人が利用するサービスですので、不安や誤解を招きがちではありますが、機会があれば、研究員という出自をうまく生かして、中立的な視点を保ちつつFacebook
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