福井市の消防設備会社に勤務していた男性(当時19歳)が自殺したのは上司による暴言などパワハラが原因だったと男性の父親が会社や当時の上司2人に損害賠償を求めた訴訟の判決が11月28日、福井地裁であり、会社と上司1人に計約7260万円の支払いを命じる判決が出た。 私はこの判決を全面的に支持したいと思っている。 ■私もパワハラの被害者だった 何を隠そう、私自身もパワハラの被害を受けた経験があり、パワハラの辛さは実感しているからだ。まして今回の被害者は、まだ未成年の19歳の少年であったのだから、その辛さは並大抵のものではなかったであろう。 私は、独立前に勤めていた会社を今でも大好きで、社会人として育ててもらったことを大いに感謝している。だが、1人だけパワハラが酷い上司がいて、その上司に仕えていた間だけは、本当に心をすり減らす日々であった。 物理的な暴力こそなかったが、今回の事例のように、言葉による