ダニー・ボイルの「28日後」やっとみた。 ゾンビが100m12秒くらいで駆け抜ける様子だけで「もう世界終わったな」と感じさせられる絶望に満ちた作品です。 たくさん見所はありますが、この映画の主題はやはり 「守るものがある人間は強いでしょうか?弱いでしょうか?ファイナルアンサー」 です。 本作が出す結論は映画をみるとわかるので詳しく説明しませんが、その答えに行き着くまでの描写が全然ホラーに感じられないというか、普通に私が普段暮らしている世界と変わらない部分が多く感じられ、それがショックでした。 例えば薬剤師とか車のタイヤを素早く取り替えられるとか人を殺したことがあるとか車持ってるとか、そういうナイスな能力を持っていないとまず見捨てられるという設定。災害ものにはよくある設定ですが、改めてみると都市部の仕事事情とさほど変わりません。なんらか人より優れたスキルがあって始めて人として存在できるんだぞ