企業が特に気を付けるべき「SNS上のリスクやトラブル」として、ここまで「誹謗中傷」(第1回)、「炎上」(第2回~第5回)について採り上げてきました。前回は、炎上の早期発見・早期消火策について解説しました。 今回は最終回として、その他のSNSリスクやトラブルである「風評被害」「なりすましアカウント」「情報漏えい」の3つについて、その予防策・対応策を解説します。 「風評被害」(デマ、フェイクニュース)とは風評被害の原因は、噂話の形で広がっていく「デマ」と、事実に基づかない解説記事の形で広がっていく「フェイクニュース」に、大きく分けることができるでしょう。第三者による誤解・憶測・悪意などによって広められたデマやフェイクニュースによって、企業活動に甚大な影響が及ぼされることがあります。 たとえば、大地震など自然災害発生後にデマが広まったり、実際には安全な場所/商品なのに「危険である」といった誤情報