企業が特に気を付けるべき「SNS上のリスクやトラブル」として、ここまで「誹謗中傷」(第1回)、「炎上」(第2回~第5回)について採り上げてきました。前回は、炎上の早期発見・早期消火策について解説しました。 今回は最終回として、その他のSNSリスクやトラブルである「風評被害」「なりすましアカウント」「情報漏えい」の3つについて、その予防策・対応策を解説します。 「風評被害」(デマ、フェイクニュース)とは風評被害の原因は、噂話の形で広がっていく「デマ」と、事実に基づかない解説記事の形で広がっていく「フェイクニュース」に、大きく分けることができるでしょう。第三者による誤解・憶測・悪意などによって広められたデマやフェイクニュースによって、企業活動に甚大な影響が及ぼされることがあります。 たとえば、大地震など自然災害発生後にデマが広まったり、実際には安全な場所/商品なのに「危険である」といった誤情報
他チャンネルでユーザーとの関係性を作る私たちの現実社会における情報収集や購買を振り返ると、知らない人が発信した情報/商品よりも、一定の知名度や実績をもった人/企業を選ぶことが多い。現在の検索エンジンも、まるで現実社会が投影されたような検索結果となっている。 検索エンジンはさまざまなデータやシグナルを獲得・学習し、アルゴリズムを作っているのだが、次の点が重要なシグナルではないかと私たちは考えている。 ブランド名検索数(サイト名/サービス名の指名検索を指す)オンライン上での評判言及や支持リンクユーザーの行動(検索結果ページ上や当該サイト上での行動) など特にGoogleはこういったことを公式には明言していないが、参考までにデータを示したい。 次の図は、2020年12月のコア・アルゴリズムアップデートの影響が大きかった美容/金融/法律/医療系から約20キーワードをランダムに選んでGoogleで検
顧客に疑問をもたせたままにしてはいけない。放置すれば顧客を失うことになる これは常にマーケティングの黄金律であり、このルールはSEOにもよく当てはまる。グーグルが回答を発見できなければ(しかもすばやく見つけられなければ)、競合相手のページが選ばれて表示されることになる。 そうならないようにするための方法の1つは、FAQページを適切に作成し最適化しておくことだ。FAQは、君のブランドについて必要とされているかもしれないあるあらゆる回答を顧客や検索エンジンに提示するのに重要なのだ。 この記事では、FAQページに関する次のことを詳しく解説していく。便利なツール類も紹介していく: FAQページがなぜ必要なの?回答するべき質問をどこで見つけるか回答は、「CCF」(Clear:明確、Concise:簡潔、Factual:事実に基づく)でなければならないFAQスキーマは、ぜひ使おう!サイト内リンク:FA
SEOのエージェンシーは毎日、とんでもない綱渡りを見事にやってのけている。絶好調のときなら、 チームメンバーとクライアントマーケティングの変動部分すべてが常に有用な形で動いてくれる。しかし、いったん不調に陥ると、以下のようなことが原因でミスが生じる: コミュニケーションの破綻標準手順の社内理解の不徹底焦りSEOエージェンシーであろうと社内SEOであろうと、次のようなことで時間とリソースを無駄にしたいところなどない: 不適格なビジネスモデルのためにGoogleマイビジネスのリスティングを作成することになる適切な部門による精査を欠いたために間違ったNAPを量産することになるオンボーディングが不十分で必要な情報が1回で集まらなかったためにクライアントに何度も連絡するはめになったるクライアントへのアドバイスを間違ったらそれどころではない。恥ずかしい思いをするし、リテンションが難しくなる。完璧な人は
SEOのエージェンシーは毎日、とんでもない綱渡りを見事にやってのけている。絶好調のときなら、 チームメンバーとクライアントマーケティングの変動部分すべてが常に有用な形で動いてくれる。しかし、いったん不調に陥ると、以下のようなことが原因でミスが生じる: コミュニケーションの破綻標準手順の社内理解の不徹底焦りSEOエージェンシーであろうと社内SEOであろうと、次のようなことで時間とリソースを無駄にしたいところなどない: 不適格なビジネスモデルのためにGoogleマイビジネスのリスティングを作成することになる適切な部門による精査を欠いたために間違ったNAPを量産することになるオンボーディングが不十分で必要な情報が1回で集まらなかったためにクライアントに何度も連絡するはめになったるクライアントへのアドバイスを間違ったらそれどころではない。恥ずかしい思いをするし、リテンションが難しくなる。完璧な人は
今やTwitter上で見かけない日はない、フォロー&リツイートキャンペーン。実施する際は、キャンペーンを効率よく広めるために、Twitter広告(プロモ商品)を活用する企業も多いでしょう。 Twitter広告にはさまざまなメニューがありますが、フォロー&リツイートキャンペーンを行う場合、「プロモツイート」と「プロモアカウント」のどちらを使ったらよいのでしょうか。 今回は、コムニコのクライアント様の協力を得て、同一キャンペーンでプロモツイートとプロモアカウントの両方を同時に出稿し、比較を行ってみました。 プロモツイートとプロモアカウントの違いまずは、プロモツイートとプロモアカウントの違いを確認しておきましょう。 ■プロモツイート 特定のツイートをプロモーションする広告です。幅広いユーザーへのリーチや、エンゲージメント向上などが期待できます。動画・静止画・ウェブサイトリンク・カンバセーショナル
この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。前回はSEOスプリントについて基本的な説明をしたが、後編となる今回は、ケーススタディとしてデンマークの眼鏡店チェーンで実施したキャンペーンについて見ていこう。→まず前編を読んでSEOスプリントの基本を理解しておく それではSEOスプリントの枠組みの実践に入ろう。実践した舞台はデンマークの眼鏡店チェーン「Nyt Syn」で、ZEISSの眼鏡レンズに関するキャンペーンでSEOスプリントを2回行った。 SEOスプリント事例:デンマークの眼鏡店チェーンNyt Synは57の眼鏡店で構成されるデンマークの眼鏡店チェーンであり、大手3社が支配する市場で6%の市場シェアを持っている。 僕は2018年と2019年に、Nyt Synの「DriveSafe」キャンペーンでSEOスプリントを2回実施し、成功させた。 DriveSafeはZEISSが製作するレンズだ
アスマークは、シニア層のSNS利用に関する調査結果を発表した。「Twitter」「Instagram」「Facebook」「YouTube」を利用する50~70代男女600人から回答を得ている。 シニア70代、「YouTubeで情報収集をする」という人が突出まず、各サービスについて「どのような目的で利用していますか」と複数回答で聞くと、「自分の好きなジャンルの情報を得るため」でTwitter・Instagram・Facebookが26%以下なのに対しYouTubeは50%、「暇つぶし」で29%以下なのに対しYouTubeは40%、「気になる商品・サービスなどの情報を得るため」で15%以下なのに対しYouTubeは19%となるなど、「気になる・好きな情報の収集」にYouTubeを利用している傾向が見られた。 年齢別で見ると、70代で「YouTubeで情報収集をする」という人が突出している。テ
僕のような立場にいる人は、同じようにこんな自問自答をしているのかもしれない。 SERPのこうした機能はどれくらい重要なのだろうか。 こうした機能はどれくらいのクリックを僕らから「盗んでいる」のだろうか。 こんなにたくさんの質問をしている「他の人」とはどんな人たちなのだろうか、これがいちばん気になる。 (僕はどういうわけか、Answer the Publicの見るからに意識高い系の男性がそうした人たちのリーダーなのではないかと想像してしまう) この記事の前半では、PAAについて僕が調べた5つのポイントを取り上げる。そして後半では、こうした機能の活用法についてアイデアを紹介する。 でははじめよう。まずはPAAについて押さえておくべき5つのポイントだ。 PAAについて押さえておくべき5つのポイント① PAAはSERPでさまざまな位置をとり得るみんながどうだったかはわからないが、僕は数カ月前までこ
Googleから認識されておらず、リンク・サイテーションといったデジタルアセットも全くゼロのサービスで、定番のローカルSEO施策を試したら、ローカル検索の順位にどのような影響が生まれるだろうか? 米国シアトルで7/15~19に行われたMoz主催のカンファレンス「MozCon2019」に登壇した、ローカルSEO関連ソリューションを提供するWhitespark社の創業者ダレン・ショウ(Darren Shaw)氏は、自身が行った、定番ローカルSEO施策の実証実験の様子をケーススタディとして紹介した。 ※ 本記事で紹介している施策がすべて日本で有効とは限らないが、ローカルSEOに関して、まだベストプラクティスの共有が不足している日本においては、有益な事例となるだろう。 下準備① ケーススタディの対象となるビジネスの発掘ローカルSEO最適化施策の検証実験をするにあたって、ショウ氏らは、完全にオンライ
いきなりSNSの広告運用やれって言われてもどうしたらいいの!? 突然、今までやっていなかったSNS広告運用を依頼されたら、どうしますか? 本連載は、未経験でSNS広告運用担当者になってしまった方に向けています。未経験でも代理店を使わず、内部の人間だけでSNS広告運用をスムーズに開始するまでを全6回で解説する記事です。 第1回は、SNS広告をなぜ行うのか、目的を明確にして運営方針を定める方法を解説していきます。そうすることで、たとえば、プロジェクトの会議で「そもそも何でSNS広告やるんだっけ?」といった、会議メンバーからのツッコミにもちゃんと回答できるようになりますし、運用担当者自らの目的を見失わずに運用を回していけるはずです。では早速、以下の内容を説明していきます。 STEP 1 そもそもなぜSNS広告するんだっけ?――4つのポイントを使って説得するSTEP 2 何のために(目的)、誰に(
とはいえ、あらゆる状況で有料広告を使うわけにはいかないだろう。トラフィック減となった原因のSERP機能ごとに、対策を解説していく。 AMP(Accelerated Mobile Pages)が原因でトラフィックが減った場合の対策AMPはグーグルが推進しているプロジェクトで、モバイルページの高速化を目的としたものだ。サイトでAMPを実装することは、グーグルのSERPが変化し続けるなかで(実質的な)検索順位を向上させる1つの方法かもしれない。 自分が重視しているSERPの1ページ目に、他のウェブサイトが実装したAMPページが表示されてしまっている――そんな状況があるのならば、自社でAMPを採用できないか検討してみる価値はあるだろう。 ニュースサイトを運営しているなら、AMPの実装は絶対に必要だ。 強調スニペットと「People also ask」ボックスが原因でトラフィックが減った場合の対策強
グーグルのブランド検索やローカル検索で出てくるナレッジパネルを攻略するために、「標準24項目」「特別な11項目」「対策チェックリスト13項目」を解説する。 「カブを絞っても血は出ない」(「金のない人から金は出ない」、転じて「不可能なことをする」の意)と言われるが、そのカブ(そしてあなたの最大の競合候補)がグーグルだった場合、マーケティング対象のローカルビジネス地域の血液、つまり活力源は、制御すべき場所を知っているかどうかに左右されるかもしれない。 ローカル消費者ジャーニーのうち、グーグルがかつてないほど多くの段階を自社のインターフェイス内に留めるよう動いている。そんな状況においてローカル企業は、グーグルナレッジパネルの中でも直接的または間接的に影響を及ぼせる部分を可能な限り制御する必要がある。 この「虎の巻」では、グーグルが現在も提供しているサービスから、最速で最大限のメリットを絞り取る方
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く