『おやすみプンプン』は、浅野いにおによる漫画。2007年から『週刊ヤングサンデー』に、同誌の休刊により、その後2008年から2013年まで『ビッグコミックスピリッツ』に連載された[1]。単行本は全13巻[1]。累計発行部数300万部[2]。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査員委員会推薦作品に選出[3]。 概要[編集] どこにでもあるような街の、どこにでもいそうな少年「プンプン」の波乱に満ちた半生を描いた作品[2]。 この作品の大きな特徴として主人公である「プンプン」やその家族、親戚のみ“落書きのようなヒヨコ”の姿で描かれており[註 1]その名前に加え、周りの人物や情景などの高い描写力からは浮いた存在となっている。加えて作品内でコラージュ的な表現を用いたり、一部の人物に話の進行とは無関係な奇行を描いたり[註 2]と、実験的なシュルレアリスム表現がみられる。 作家の伊坂幸太郎が、単行