旅行ファンに人気の古民家宿が、思わぬ騒動に巻き込まれている。4月からスタートしたテレビアニメの舞台となり、多くのファンが“聖地”として訪れる中、最近になってアニメの原作がアダルトゲームだったことが判明。宿側は、ファンに“巡礼”の自粛を求めるなどてんやわんやだ。 自然豊かな岐阜・飛騨高山。この地にたたずむ築百余年の「甚左衛門」は有名人が訪れ、旅番組でも取り上げられる老舗宿として知られる。 4月第3週から放映中のラブコメディーアニメ「星空へ架かる橋」(TOKYO MXやサンテレビほか)に登場する旅館のモデルになり、さらに人気が沸騰。老夫婦が営む素朴な宿はファンの“聖地”として突如にぎわうことになった。 同宿の谷口貴和子さん(60)は「一昨年秋からアニメのモデルとしてうちを使いたいという話を聞いていたので『放送を見てきたファンの子たちだな』というのは分かっていました。こんな田舎まで足を運んでもら